財団法人上月スポーツ・教育財団設立30周年を迎え、上月景正理事長をはじめ、役員の皆様方に心よりお祝い申しあげるとともに、スポーツの普及・発展にご尽力されている関係者の皆様方に心より敬意を表します。

上月スポーツ・教育財団の永年にわたる活動は、トップアスリートへの活動支援のみならず大会助成や研究助成、さらに、スポーツ文化の向上に対する多大なる貢献と競技力の向上やスポーツ文化の推進に繋がっております。

昨年は、日本体育協会、日本オリンピック委員会の前身である大日本体育協会が設立されてから100年の節目を迎え、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、祝賀式典を滞りなく開催することができました。そして、本年は新たな100年に向けた第一歩の年となります。

約半世紀ぶりにスポーツ振興法を改定し、新たに制定された「スポーツ基本法」では、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことはすべての人々の権利であるとともにスポーツは国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠なものであると謳っております。

本会は、オリンピック・ムーブメントを通じて、国民の皆さんに夢や勇気、笑顔を届けられるよう日常的にスポーツに親しみ、楽しみ、スポーツを支える活動に参画いただける環境を、そして、スポーツがすべての人々の暮らしの中の楽しみとして根付き、地域生活を豊かにし、地域の一体感や活力を醸成する環境を育むために、スポーツに携わる方々とともに連携し、取り組んでまいりたいと思います。

結びに、上月景正理事長をはじめ関係者の方々におかれましては、スポーツの普及・発展、そして選手強化に今まで以上のご尽力をお願い申し上げるとともに、財団法人上月スポーツ・教育財団の益々のご発展を祈念し、創立30周年に寄せることばとさせていただきます。